マーケティング

最新マーケイベントから紐解く「現代マーケターに必要な3つの視点」

先日、宣伝会議が主催している「宣伝会議サミット2018」に参加してきました。

「宣伝会議サミット」とは、マーケティング、広告領域において成果を上げている方々をゲストに招き、ノウハウや経験の共有を目的としてパネルディスカッション形式のイベントです。

イベントの詳細URLはこちらです。
https://www.senden-summit.jp/

 

参加の目的は、来年からネット公告代理店で働く未来のマーケターとして、知識のインプット、そして本では得られないリアルな事例を学ぶためです。

ありがたいことに、15人ものゲストスピーカーのお話を聞くことができて、最新の情報をたくさんインプットすることができました。

 

15人のゲストのお話しや、それに伴う事例を聞いていると、、、

 

共通して、マーケターに必要な3つの視点がある事に気付きました。


そこで今日は、僕が考える「現代マーケターに必要な3つの視点」を共有したいと思います。

*「現代マーケターに必要な視点」と偉そうに聞こえますが、実務経験のない学生の一意見だと思って、暖かく読んでくだされば嬉しいです。

 

現代マーケターに必要な3つの視点

虫の目 ~One to Oneで消費者を理解する力~

 

1つめの現代マーケターに必要な視点は「虫の目」です。

「虫の目」とは、2つ目に出てくる「鳥の目」とよく比較される表現で、
虫のように、近視眼的に「物事を狭く深く」物事を見る物の見方です。


マーケターが「虫の目」が必要な場面は、「One to One マーケティング」をするときです。

 

「One to One マーケティング」とは、CMなどの消費者をまとまりでとらえるマスマーケティングとは対照的に、一消費者それぞれに対して、マーケティング活動を行っていくことです。

この「One to One マーケティング」は、デジタルマーケティングと非常に相性が良く、今日のセミナーでも多くの事例が紹介されていました。

例えば、パナソニックが新商品のあるビデオレコーダーをプロモーションした事例です。

今まではCM中心だったそうですが、今回は「より消費者に沿った訴求ができる」ことからYoutubeをメインにプロモーション活動をしたそうです。

Youtubeではユーザーのデモグラフィック変数(年齢、性別など)やサイコグラフィック変数(趣味思考)に合わせて、細かくセグメント分けが可能で、それぞれの消費者に最適なクリエイティブを表示する事ができます。(One to One マーケティング)

実際、パナソニックの事例では、6,920通りの広告配信を行い、
結果的に、今まで以上にプロモーション成果をあげ、大成功だったらしいです。

今後もテクノロジーの発展、そしてインターネット人口の増加とともに、
One to One マーケティングが主流になっていきます。

だからこそ、、、

「消費者をより深く狭く理解する」虫の目がマーケターに必用だと思います。

 

鳥の目 ~戦略的に大局をみる力~


2つ目の重要な視点は、「鳥の目」です。


鳥の目は「狭く深くみる虫の目」に対して、「物事の対局を見る」物の見方です。


この鳥の目は、長期的なマーケティング活動に求められる視点です。

 

 

この「鳥の目」の重要性は、今日のセミナーに登壇されいたライフスタイルアクセント株式会社の山田代表取締役のお話しの中で感じました。

パネルディスカッションのトークがメイドジャパンブランドの話に移ると、山田氏はこう言いました。

「これだけ発展した日本では、製品の機能などの物で差別化する事は難しくなっている。だからどの業界も、海外に工場をつくり、大量生産する事で低価格で勝負している。
そのせいで、かつて世界を魅了したメイドインジャパンの伝統や技術が失われている。実際、アジア人がメイドインジャパン製品を購入するために日本を訪れたのに、生産国が東南アジアばかりで、逃げていしまっている。」

 

このお話しから学べることは、

白衣多売のように、目の前の売り上げに目を向けるのではなく、
ブランドの維持など長期的な視座でマーケティング活動をする重要性です。

 

つまり、、、

モノが溢れた現代だからこそ、近視眼的にならずに、物事を大局でとらえる「鳥の目」が、マーケターには必要なのだと思います。

 

魚の目 ~消費者行動を俯瞰する力~

 

3つ目の現代マーケターに必要な視点は「魚の目」です。

魚の目とは、川の流れを読んで泳ぐ魚のように「物事の流れ(特に時間軸)を読む」物事の見方です。

 

この魚の目は、過去と現在から未来を推測するように時間軸で物事を捉える事が多いのです。

しかし今回は、マーケティングらしく「消費者の行動の流れ(カスタマージャーニー)」における物事の捉え方と定義したいと思います。

「消費者の行動の流れ」とは、消費者がある商品の認知から購買までの行動のことを指します。

消費行動の有名なフレームワークとして「AIDMA」や、最近だと「行動デザイン」がマーケティングにおける「魚の目」にあたります。

僕はまだ読み途中ですが、博報堂が出版している行動デザインについての書籍があるので、良かったらこちらも見てみてください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01JY2FZMW/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

 

この「魚の目」が今後必要だと感じたのは、日本たばこ産業(JT) CRM推進部 平谷氏のお話しです。

たばこ市場において圧倒的シェアを誇っているJTですが、アイコスなどの加熱式たばこ市場においては、かなり苦戦しているそうです。

そこでシェアをあげるための施策を考案するため、平谷氏は「魚の目」で消費者行動に注目し、分析しました。

そして考案したのが、街中の喫煙所がわかるアプリの開発です。

このアプリを使うことで、喫煙者は、どんどん少なくなっていく貴重な喫煙所を見つける事ができます。更に、特定の喫煙所に行くことでポイントがもらえるようになっており、一定数ためる事で、タバコなどの景品がもらえる仕組みになっています。
結果的に、他社からシェアを奪うことができます。


消費者の行動全体をとらえる事によって、生まれた発想だと思います。

このように、、、


マーケティング活動の1つ(例えば広告や商品企画)だけにとらわれず、
マーケティング活動全体、消費者行動に着目する「魚の目」が今後のマーケティング活動に非常に重要だと感じました。

 

 

 

 

ここまでのお話しをまとめると、

現代マーケターに必要な3つの視点は、、、

虫の目 ~One to Oneで消費者を理解する力~
鳥の目 ~戦略的に大局をみる力~
魚の目 ~消費者行動を俯瞰する力~

 

この中でも個人的には、3つ目の魚の目を特に養っていきたいと思います。

来年から働くネット公告代理店が経営方針として、「広告からマーケティング7Pすべてを担う」と掲げている事はもちろん、将来的なキャリアプランとして、マーケティング全体を俯瞰できるCMOになりたいからです。

また、今日のブースをみて、マーケティングオートメーションやAIなどテクノロジーの発展に焦りを感じました。特にデジタルマーケティングはデータから読み解くため、人間よりもAIの方が優れている分野です。

だからこそ、マーケターとしての付加価値をつけられるように、マーケティング全体を俯瞰できるよう、日々物事に「Why」考えながら精進していきます。

最後までお読み頂きありがとうございました。
1学生の意見として、暖かい目で読んで頂ければ幸いです。

マーケティング業務に関わる現役のマーケターのご意見したのコメント欄でぜひお待ちしております😀

 

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